YOKOHAMA International Open Data Day 2014 「Wikipedia Town」レポート

「Wikepedia Townワークショップ」は、歴史や文化など、地域魅力資源についての取材を通じて、記事や写真をWikipedia(インターネット上で閲覧できる全世界的な無料百科事典)に投稿するワークショップ。実際に歴史や文化に触れて学んだことをウェブサイトを通じて世界に発信した。

当日朝10時半に市立中央図書館に集合した30名ほどの参加者たちは、Wikepedia編纂歴5年の海獺さんの講義を受けた。講義ではWikipediaの理念から始まり、いかに客観性を保つか、情報源(ソース)の明示が必要などの基本的な編集方針のレクチャーと現在のWikipediaと状況の説明があった。その後、横浜能楽堂、赤レンガ倉庫、大佛次郎記念館、横浜美術館を取材するために4つの班が編成され、ここからは班ごとに自分が編集することになるWikipediaページを見て、写真、テキスト、リンク、情報源などのどのような情報を付け足すとページがより充実するかなど活発なディスカッションがおこなわれた。

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午後から4つの班がそれぞれの施設を訪問。施設のスタッフがガイドとなり参加者たちに施設の由来や活動内容などを説明した。

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参加者はメモを取り、写真撮影をして資料づくりに備えていた。その後、施設内にスペースを借りてその場でWikipediaの編纂を行った。夕方4時に大さん橋に戻るという時間的制約の中、ほとんどのチームは編纂を無事完了し、Wikipediaが更新された。参加者たちは、公共性の高いデータを市民の手で編纂してつくりあげていくという試みの手応えを、十分に感じることができたようであった。

■編集されたWikipediaページ
▽横浜美術館
https://ja.wikipedia.org/wiki/横浜美術館

▽横浜能楽堂
https://ja.wikipedia.org/wiki/横浜能楽堂

▽大佛次郎記念館
https://ja.wikipedia.org/wiki/大佛次郎記念館

▽横浜赤レンガ倉庫
https://ja.wikipedia.org/wiki/横浜赤レンガ倉庫

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