YOKOHAMA International Open Data Day 2014「ARまち歩き」レポート

ARとは「拡張現実」のことで、街なかでスマートフォンやタブレットをかざすと実在しない画像や動画が出現する技術。今回はそのアプリケーションを使いながら、まち歩きを楽しもうというイベントである。

午前10時、集合場所のマリンタワーに集まったのは、小学生から若者、中高年まで幅広い年齢層の40名。マリンタワー2階でのガイダンスの後、3チームに分かれガイドの先導でまち歩きがスタートした。DSC_6015resize

コースは、関東大震災以前にグランドホテルが建っていた場所である人形の家、震災のがれきを埋め立てて造成された山下公園、さらに山下臨港線プロムナードを経て横浜大さん橋国際旅客ターミナルに至るルート。周辺にある氷川丸やホテルニューグランド、大さん橋、横浜三塔などの情報もガイドが語り、それぞれの場所で主催者が用意したデモ用タブレットを見るスタイルで進められた。DSC_6041resize

参加者は、目の前に広がる現在の風景と、タブレットの画面に表示される過去の写真や絵
(公開されている横浜市立図書館デジタルアーカイブ『都市横浜の記憶』https://www.lib.city.yokohama.lg.jp/Archive/ など)と重ね合わせ、いつもとはひと味ちがうまち歩きを楽しんだ。

約1時間で大さん橋会場に到着した後、レクチャーを受けて自分のスマホやタブレットにアプリケーションをインストール。今度は各自が実際に周辺を歩いてARを体験した。DSC_6095resize

また、会場の床面には臨海部の古地図を5×5mに拡大した「ガリバーマップ」(株式会社野毛印刷提供)が設置されており、その上を参加者がガリバー気分で歩き回ったり、イーゼルに載せられた現在の写真にスマホをかざして過去の絵葉書や写真、動画を見るなど、平面の地図をそれぞれが立体的に体感していた。
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参加した出川まり子さん(金沢区区在住)は「バーチャルと実際のシーンが交錯する面白さは初体験。自分の暮らしている横浜をもっと知りたくなりました。こうしたシステムが気軽に利用できたら、まち歩きがもっと楽しくなりそうですね」と語った。

解散後は再び街へ飛び出し、ARまち歩きを改めて実体験した参加者も多かったのではないだろうか。